初めまして、tomoです。34歳から貯金0から、経済的自由を目指しています。
経済的自由をこれから目指していくにあたり、米国高配当株ETF(上場投資信託)であるVYMへの投資を行うことにしました!
この記事では、
①米国高配当株ETFとは何か?と、
②米国高配当株VYMへの投資は、他のETFと比較して、どんな人にオススメか?を、投資初心者にもわかりやすいようにお伝えします。
この記事をオススメな人は?
・30歳を超えて経済的自由を目指して株式投資を始めた人
・高配当株ETFが初めての人
・VYMの投資を考えている人
この記事を読むとわかることは?
- 経済的自由はどんなゴールを設定するのか?
- そもそもETFとは?どんなメリットとデメリットがあるのか?
- VYMとはどんなETFなのか?
- 銘柄数、投資額、投資会社、運用実績
- VYMと他のETF(SPYD、HDV、VOO)との違いは?
- なぜVYMにしたのか?
- VYMはどの証券会社で買えるのか?
どこを経済的自由のゴールにするのか?
経済的自由を目指すにあたり、まずはゴールを決める必要があります。
経済的自由の定義は、「不労所得>生活費」となることです。
経済的自由を目指すなら「いつ、どれぐらい、どれぐらいの経済的自由を達成するのか」を具体的にしましょう。
私の場合のゴールは、2030年の44歳で月10万円(年間120万円)の不労所得です。120万円作るなら、税引後の利回りで3%と仮定した場合、資金が3600万円必要です。
果たしてこれは準備できるのか?という疑問が多々ありますが、そこに向けて進めていこうと思います。
皆様はどうでしょうか?
また、経済的自由のゴールを決めるにあたっては、これからどう生きていきたいのか?何を大切にしていくのか?を明確にすることが大事です。
私の場合は、こちらの「価値観マップ」を参考にしました。どんな投資を始めるか?の前に、そもそもどんな生き方をしたいかを考えましょう。
価値観マップはこちらを参考にしてください。
どんな方法で経済的自由を達成するのか?
ゴールが決まったら、
次はどんな手段で経済的自由を達成するのかを決めることが必要です。
不労所得を得るには、不動産にするのか、フランチャイズのビジネスにするのか、権利収入にするのか?
どんな方法で経済的自由を達成するのかを考えましょう。
私の場合は、再現性が高いこと、誰でも投資を行えることから、株式投資を選びました。
投資については初心者ですので、まずは株式投資で配当金を得た後、不動産投資にもチャレンジしていこうと思います。
最初は、株式投資ですね。
どんな投資スタイルにするのか?
株式投資については、投資スタイルを決めています。
●手堅くキャッシュフロー(配当金)が出るものを積み上げていく
●リスク分散して、アメリカと日本株、アメリカの中でも株式と債権を分散する
です。
リスク分散については、こびと株さんのポートフォリオを参考にしています。
なぜETF(上場投資信託)を選んだのか?
結論から言うと、キャッシュフローを得られる為です。
インデックス投資の場合は、資産として老後に備えた資産の拡大は可能ですが、手元にお金が入ってきません。
その点、ETF、特に高配当株ETFの場合は、配当金としてキャッシュフローが入ってきます。
最初に、個別の株式に投資しないのは、勉強不足なのと、リスク回避の為です。
ETFは、お弁当のパック売りみたいに、いろんな株への分散投資がすでに行われている商品です。自分で選ぶ必要がない為、最初に始めやすいと考えました。
ETF→個別株投資 へ進む流れですね。
投資する前の準備
投資を始めるにあたり、クッション口座を準備しました。
クッション口座とは?
こちらの「お金に愛される人のルール」に出てくる、貯金のための口座です。
生活費資金の6ヶ月分を貯金として貯めました。こちらは、投資には回さないお金です。クッション口座があることにより、感情面でも安定します。
クッション口座以外のお金が投資可能な金額になります。「お金に愛される人のルール」で書かれている投資配分を実践していく予定です。
投資配分としては、生活費の資金の2ヶ月をリスクが低い部分から積み上げていく形です。本の中では、アメリカで書かれた本であるため、下記の図のような商品が進められていますが、現状の日本での状況に即して自分で選びました。
本の中で紹介されているポートフォリオと、今回組んだポートフォリオ
リスク | 商品 | 金額 | 今回組んだポートフォリオ | |
投資レベル5 | 収入の 2ヶ月分 | 不動産投資 | ||
投資レベル4 | 収入の 2ヶ月分 | |||
投資レベル3 | 9〜11% | ・著名な大企業の優良株 ・優良株式市場の多くに分散しているバランス型の投資信託 ・インデックス運用の投資信託 | 収入の 2ヶ月分 | 日本株個別株式 米国株個別株式 |
投資レベル2 | 7〜9% | ・バランス型投資信託社債 ・優良銘柄株インデックスファンド | 収入の 2ヶ月分 | 高配当株ETF |
投資レベル1 | 5〜7% | ・地方債 ・財務省短期証券 (償還期間1年以下の短期国債) ・銀行預金の次にローリスクで 利率がよい金融商品 | 収入の 2ヶ月分 | 高配当株 ETF 債権ETF |
不滅口座 | 貯蓄 | 収入の 2ヶ月分 |
ここまでは、経済的自由を目指すにあたって高配当株ETFを選定した理由を説明してきました。この後は、そもそもETFとは何か?他のETFにはどんなものがあるのか?その比較も含めてお伝えします。
そもそもETFとは?
すでに何度か出てきていますが、ETFとはなんでしょうか?
ETFは、上場投資信託です。
ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略です。
つまり、上場された投資信託を指します。
市場に上場されていることが大きな特徴です。
ETFと、投資信託との違いは?
ETFが出てきたとき、必ず問われるのは投資信託との違いです。
ETFと投資信託は、どこが違うのでしょうか?
表にまとめました。
投資信託 | ETF | |
上場 | 非上場 | 上場 |
価格の決まり方 | 1日1回 | リアルタイムで変動 |
運用コスト | ETFより高い | 一般的に低め |
NISA・積立NISAへの対応 | 積立NISA あり | NISA 利用可能 |
ETFは、市場に上場している為、リアルタイムの株価で取引することができます。
また、投資信託は、積み立てNISAの対象投資先が多いです。一方、ETFに関しては、NISAの仕組みを利用する必要があります。
また、ETFは投資信託と比べて比較的手数料が安いのが特徴です。
例えば、投資信託で人気の商品のでは、運用コストは、ETFの場合は、VYMだと、手数料が0.060%です。ほぼかかりません。手数料が安いことはメリットですね。
ETFを購入するリスク
過剰人気での暴落リスク
最近のETF人気で、株価が正しく評価されていないにも関わらず、高音がついてしまうことです。実態より人気が先行して、高くなっている場合、暴落する可能性があります。
為替リスク
米国の上場投資信託を購入すると、ドルの影響を受けます。
例えば1ドル100円が120円の円安になると、
・VYMとは?
次に、VYMとはなんでしょうか?
VYMは高配当株ETF?
VYMは、「Vanguard High Dividend Yield ETF」です。
簡単に言うと、バンガード社が運営している米国の高配当が出る株を集めたETFです。
ちなみに「バンガード社」は資産運用会社の名前です。
バンガード社は世界の3大運用会社の1つです。ちなみに、3大運用会社は、ブラック・ロック、ザ・バンガード・グループ、ステート・ストリートの3つです。
VYMは、アメリカの株の中で、高配当株を選定して作られたETFのことです。
高配当株をたくさんパックして売り出した商品です。
アメリカには連続高配当している企業が多く、株主への還元が大切にされています。そいういった高配当な会社の株をバンガード社が選んで購入してくれます。
VYMについて、より詳しく中身をみていきます。
項目 | |
銘柄数 | 424社 |
ETF純資産総額 | 255.74億米ドル |
経費率 | 0.060 % |
株価 | $ 84.8200 |
配当 | 2.58% |
設定日 | 2006年11月10日 |
セクター別割合 | 金融18.9% セルフケア15.1% 消費財13.1% 資本財9.9% |
400社以上の分散投資と、経費率0.060 %という、安価な経費率が特徴です。
投資対象の選定基準は、大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組入れています。
具体的なトップ10社の投資銘柄は、こちらです。
保有銘柄 | 構成割合 | 構成金額 | 構成株数 |
Johnson & Johnson | 3.98100 % | $ 1,401,047,507 | 9,132,700 |
Procter & Gamble Co. | 3.31700 % | $ 1,167,580,728 | 8,440,546 |
JPMorgan Chase & Co. | 2.98700 % | $ 1,051,304,691 | 10,493,110 |
Verizon Communications Inc. | 2.41700 % | $ 850,764,425 | 14,354,048 |
Intel Corp. | 2.12600 % | $ 748,163,455 | 14,684,268 |
Merck & Co. Inc. | 2.12000 % | $ 746,240,576 | 8,751,502 |
AT&T Inc. | 2.09200 % | $ 736,187,849 | 24,696,003 |
Pfizer Inc. | 2.06800 % | $ 728,020,344 | 19,264,894 |
Comcast Corp. Class A | 1.99800 % | $ 703,204,271 | 15,693,021 |
Bank of America Corp. | 1.96000 % | $ 689,704,973 | 26,795,06 |
上位10社の中では、Johnson & Johnsonや、Procter & Gamble Co.(P&G)や、IIntel Corpは名前の聞いたことがある会社ですね。
P&Gは、連続64年増配しているような企業です。日本では花王が連続36年で一番の増配ですが、年数が違いますね。
・VYMとよく比較されるHDV、SPYD、VOOとの違いは?
高配当株を始めようと思った時によく出てくるのが、この4つのETFです。
どれが違うのだろう?と考えてしまいますので4つを比較してみました。
VYM | HDV | SPYD | VOO | |
分類 | 高配当株 | 高配当株 | 高配当株 | ETF |
名称 | バンガード・ 米国高配当株式ETF | シェアーズ・ コア 米国高配当株 ETF | SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF | バンガード・S&P500 ETF |
運営会社 | バンガード | ブラックロック | ステート・ストリート | バンガード |
銘柄数 | 432銘柄 | 74銘柄 | 79 銘柄 | 508銘柄 |
ETF純資産 | 255.74億米ドル | 5,420,853,467$ | $35,559.(億米) | 1,477.34億米ドル |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・ イールド・インデックス | モーニングスター 配当フォーカス指数 | S&P500®高配当指数 | S&P500指数 |
主な投資対象セクター | 金融 ヘルスケア 生活必需品 資本財 公益 テクノロジー | ヘルスケア エネルギー 通信 生活必需品 | 金融 不動産 公共事業 エネルギー 情報技術 コニュニケーション | IT ヘルスケア 一般消費財 Communication Services |
配当利回り | 2.58% | 4.25% | 5.27% | 1.24% |
経費率 (年率%) | 0.06% | 0.08% | 0.07% | 0.03% |
設定日 | 2006/11/10 | 2011/3/29 | 2015/10/21 | 2010/9/7 |
2020年10月現在
それぞれの特徴と違いは?
高配当株のVYM、HDV、SPYD と、SP500に連動したETFのVOO
VYMとHDV、SPYDは高配当株ETFと言われます。高配当の銘柄を選定されています。一方、VOOはSP500に連動したETFです。VYM、HDV、SPYDは配当金が出ますが、VOOは分配金として出ます。
配当利回りの差
手堅いVYM と高配当なHDV・SPYD
VYMは、432社と選定銘柄数が多く、HDVやSPYDよりも分散して投資されています。その分リターンも低いのが特徴です。
構成銘柄
HDVは、特にヘルスケアと通信の構成が大きく、SPYDは、不動産分野に比重があります。
SPYDは不動産や金融の分野が大きい分、景気の動向を受けやすい銘柄構成になっています。同じ80社でも投資先が異なりますので、結果が変わってきます。
VOOはSP500に連動していますので、SP500の500社全てが対象です。
・なぜVYMを選んだのか?
VYMの配当利回りは、SPYDとHDVの2つに比べて若干低めですが、400社に分散されている分リスクが低いです。
米国株高配当株投資を始めるにあたり、最初は、手堅く投資していくことを考えて投資しました。
SPYDとHDVの2つの方が配当利回りが高いので、高配当を狙うなら、SPYDとHDVを組み合わせるの方がオススメです。
VYMとVOOを比較した場合は?
VOOはSP500に連動したバンガード社のETFです。
トータルリターン的には安定しており、魅力的です。ただ、VYMは配当金が出ますが、VOOは配当金が出ません。
トータルの資産拡大を狙うなら、VOOは最適ですが、手元に入ってくるキャッシュフローを狙うなら、VYMの方が向いています。
投資の好みによるので何を優先させるのかを考えましょう。
私の場合は、経済的自由を目指していて、配当金がほしいので、VOOよりもVYMを選びました
・VYMはどの証券会社で買えるのか?
オススメは、楽天証券か、SBI証券です。
楽天証券は、アメリカの高配当株ETFが豊富に揃っていまし、楽天ポイントを使用することができます。楽天をよく利用する方は、楽天証券がオススメです。
http://account.rakuten-sec.co.jp/cgi-bin/btracking?bname=GO_brand_rakuten&accInputRoute=0&URL=https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/rakuten_g/?sclid%3Da_GO_brand_rakuten&gclid=CjwKCAjwiaX8BRBZEiwAQQxGx-nVH9sgDrawfsoRN5xNhHMfcG4tkfCgVj5O3ZPjLyytfAfurV4wDxoCuwUQAvD_BwE
SBI証券の場合は、定期買い付けが可能です。
定期買い付けは、一定期間で、定期的に買い付ける自動設定が可能です。
私は、SBI証券で自動設定しました。
本来的には好みになりますが、初心者の場合は、株価の変動に一喜一憂せず、自動設定した方が継続的に購入できます。
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/affiliate/openaccountlp/openaccountlp_190220_pc.html?_scpr=adpr%3dlis_aws_pc_kt_sbi&waad=hoBTL0JH&gclsrc=aw.ds&&gclid=CjwKCAjwiaX8BRBZEiwAQQxGx6ERt2_HyumumQZIrdI7BVwnDjuLXGnuvQZYIDe6swfS-Qn5vmMh3RoCa9kQAvD_BwE
まとめ
この記事では、
①米国高配当株ETFとは何か?と
②米国高配当株VYMへの投資は、他のETFと比較して、どんな人にオススメか?を
お伝えしました。
VYMは、資産の拡大よりもキャッシュフローが欲しい人、高配当株を狙いながらも、手堅く投資をしたい人にオススメです。
実際に購入したい方は、まずはSBI証券か、楽天証券で口座開設から始めましょう。