・数字に弱いですけど、購買に転職できますか?
こんな悩みを解決します。
最初に結論です。
数字に弱くても転職可能です。コミュニケーションの力があれば、数字の力は身につけることができるからです。
数字に弱くても購買には転職可能です。コミュニケーションの力があれば、数字の力は、後から身につければ大丈夫です。
購買で一番重要なのがコミュニケーションスキルだからです。その土台があれば、数字の力は後からでも身につけられます。
購買で必要なコミュニケーションのスキルは、調整力と、聞く力です。
ではどんなコミュニケーションスキルがあればいいでしょうか?求められるのは大きく2つです。
1.調整力
購買では、営業、設計、実際の納入部門、相手先の営業担当、上司などいろんな人が関係してきます。関係者の利害が異なる場合もあるので、それぞれを調整していく力が必要です。
2聞く力
購買の仕事をしていくとわからないことがたくさん出てきます。
わからないことが出てきた際に、1つずつ関係各所に聞いていくことが必要です。その際に、すぐに必要な情報を自分で得る力が必要です。
この二つがコミュニケーションスキルとして必要です。これらのコミュニケーションスキルがだった上で、後から数字を身につけることができたらいいです
では、購買業務で求められる数字の力はどんな力でしょうか?
購買業務で求められる数字の力3つ :シンプルです。
実際、購買業務の中で求められる数字の力は、3つあります。
1比較する力(相見積もりでの比較)
2数字を分ける
3長期的な動向を把握する(推移を見る)
順番に解説します。
1比較する力(相見積もりでの比較)
ものを買おうとすると、2つ以上の会社を比較することが多いです。その際に、2つの見積もりを比較します。購買では、数字を比較することが求められます。
A社とB社の見積もりを比較します。どちらの価格が安いのか?を見極めることが必要です。例えば、A社と、B社で単純に比較すると以下のような感じです。
A社 | B社 | |
製品 | 350円 | 400円 |
数字といってもシンプルに比較しているだけの場合が多いです。
2数字を分ける
2つ目は、数字を分けて考えることが必要です。
「なんでこの金額になるんだろう?、内訳はなんだ?」と購買では考えます。
例えば、メーカーの製品だと、材料費と加工費に価格を分けて考えます。
加工費の中でも、加工工程ごとに価格を分けたりします。細かく分けることで項目ごとに比較することができます。
先ほどのA社とB社の製品を比較しましたが、材料費と加工費に分けることができます。
A社 | B社 | |
材料費 | 150円 | 150円 |
加工費 | 200円 | 250円 |
合計 | 350円 | 400円 |
こうして分けてみると、A社は、加工費が安いことが分かります。分けて考えることで、実態が見えてきます。
次は、加工費のどこの部分が高いのか?という話になります。ここでもさらに分けていくと、比較していくことができます。
3長期的な動向を把握する(推移を見る)
3つ目です。
購買の仕事では価格がどのように変わってきたのか?を分析することがあります。これまでの価格がどんな変化をしてきたのか?を把握することが必要です。
具体的な価格の移り変わりや購入している量が変わっていくのをみることが必要です。例えば、先ほどの製品の例でいくと以下のようなデータです。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
数量 | 500個 | 700個 | 800個 | 900個 |
価格 | 350円 | 350円 | 350円 | 350円 |
このようなデータを見た場合、数量が増えているけど、価格が変わっていないのはなんでだろう?安くなるのでは?と考えます。数量が増えているので価格が安くできるというのは自然に考えられることです。
以上3つの数字の力を紹介してきました。購買として求められるのは、数字を複雑に計算していく力が求められるのではなく、数字を見たときにどう考えるのか?です。
まとめ
この記事は、「数字の力がなくても購買に転職できるか?」についてお伝えしました。
結論としては、数字の力がなくても、購買に転職はすることができます。
ただ、数字よりもコミュニケーションスキルがあることが大事です。数字の力は後から身につけることができます。
数字の力も、求められるのは、複雑な計算ではなく、比較して、分けること、時系列で長期的な動向を見ることです。どのように数字を見るのかを身につけていきましょう。
どうしても数字の力が通用するか不安がある場合は、転職エージェントに相談してみるのがオススメです。転職サイトと違って、転職エージェントの場合は、相談することができます。
購買業務は、各々の企業によって求められるスキルが異なります。それぞれの職場に合わせて、何が必要かを見ていくことが必要です。
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