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物流管理からメーカーの購買調達職への転職は可能か?厳しい?

・物流管理の仕事をしていて4年目の27歳です。

・給与面で不安を感じて、物流管理からメーカーの購買・調達職への転職を考えています。転職は厳しいでしょうか?

・今までの経験が少しでも生きるポジションでキャリアを積みたいと思っています。
・物流の知識と経験は、購買において役立つ事はありますか?

 

こんな悩みを解決します。

 

本記事の内容
・物流管理から購買への転職できる、3つの理由
・購買の年収
・購買へ転職の進め方

 

 

物流管理から購買への転職できる、3つの理由

理由は3つです。

理由①:物流管理での調整能力が生きるから
理由②:要件を決めていく力が購買に役立つから。
理由③:未経験でも可能だから。

順番に解説します!


理由①物流管理の調整能力が生きるから

 

物流管理をする中で、培って来た調整能力は購買でも活かすことができます
なぜなら、購買業務をする上でも関係者が多く、調整が必要だからです。

物流管理をする上でたくさんの人と関わります。
荷物を送る人から荷物を受ける人まで輸送手配際に調整します。

 一方、購買でも、設計担当者や実際に購入したい人や相手の営業担当と関わっていきます。それぞれの思惑に配慮して最終的な目的のために調整していく力は、物流管理での経験が購買に生きます。

 

理由②要件を決めていく力が購買に役立つから。


要件を決めていく力は購買業務においても役に立ちます

物流管理では日時や輸送内容、手段について明確にしていくことが求められます。
混乱が生じないように1つずつ明確にしていきますね。
こうした要件を明確にしていく力は、購買業務でも発揮できます。

購買では購入にあたって、必要なものを要件定義していくことが必要です。
例えば、納入仕様、納入日、手配先、納入方法、価格、支払い方法など、たくさん明確にしていくことが必要です。

1つずつ明確にしていくことが必要なので、物流管理で経験した、条件を明確にしていく力は役立ちますよ。

 

理由③未経験でも可能です。


そもそも購買業務は未経験でも可能です。

転職サイトのDODAのデータによると6割以上の方が購買業務を未経験で転職をしています。未経験でも転職をすることができます。購買には資格が必要ありません。資格がなくても業務をすることができます。

私自身も新卒で購買に入り10年以上いますが、資格が求められたことはありませんでした。また、購買未経験の方が異動してくることもたくさんありましたし、購買未経験でも活躍していた方はたくさんいました。

 

購買で求められる知識や能力は?

 

とはいえ、購買で求められる知識や能力があるのではないか?と思いますよね。
実際に必要な知識は、幅広く浅い知識です。

仕入先や物流会社、関連部門との折衝が多いので幅広い知識は、交渉力のベースとなります。

例えば、
・購入品に関する材料や製造プロセス
・取引先に関する知識
・取り扱い製品の市場に関する知識
・自社製品の製造プロセス
・購買取引に関係する法律(下請法、独占禁止法、知的財産権)
・契約に関する知識
・物流に関する知識

以上のような知識です。
ただ、これらの知識は未経験でも身につけることができます。
私自身も、新卒で入社して全くわからない状態でも身につけることができました。

求められる能力は?

購買で求められる能力は、2つです。

購買で求められる2つのスキル
①聞く力
60点でも回答していく力

①聞く力
購買といえば「交渉力!」というイメージですが、一番大事なのは、聞く力です。
購買でも購買は関わる人が多いです。自分一人でわからないことばかりですので、特に設計や担当者や営業担当、上司などいろんな人に聞くことが必要になっていきます。

60点でも回答していく力
60点でもどんどん回答していく力も大事です。
購買では決まっていないことでもどんどん処置していくことが必要になります。明確になっていないことでも自分でどんどん明確にしたり、期限を決めて先に進めていくことが必要になります。
こうした
60点でも回答して進めていく力は、物流管理でも経験されていると思うので、経験が活かせます。

 

 

購買職の給与はどのぐらいか?

購買職の給与はどれぐらいでしょうか?
購買と物流管理の給与比較は下記です。

平均 20代 30代 40代 50代
購買 510万円 393万円 516万円 602万円 724万円
物流 438万円 362万円 451万円 499万円 573万円

平均年収ランキング(職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】より抜粋

 

購買業務だと平均510万円ですが物流だと438万円です。
また世代ごとにみると、20代では差が小さいですが、40代以降は明確な差が出ますね。
購買は役職がついて40代あたりから給与が上がりますね。

 

 

購買への転職は、どのように進めていったらいいのか?

 

最後に、購買への転職のポイントをお伝えします。ポイントは2つです。

購買への転職2つのポイント

①求人広告を見て、購買アイテムをチェックする。
②転職サイトではなく、転職エージェントに複数登録する。

 

 

①求人広告を見て、購買アイテムをチェックする。

求人広告を見て、購買アイテムのチェックを必ずしましょう。購買アイテム=あなたが付き合う業者です。自分がよく話す相手になるので、自分がどんな業界の人と話すことになるのか?をきちんと把握しておきましょう。

 

 

②転職サイトではなく、転職エージェントに複数登録する

転職サイトではなく、転職エージェントに複数登録しましょう。

 

転職サイトより、複数の転職エージェントがオススメな3つの理由
①非公開求人があるから
②経験をどのように活かせるか相談できるから。
③1社に絞るとエージェントの傾向が偏るから。

 

①非公開求人があるから
購買業務は数が限られていて、公開求人になっていない場合もあります。
転職サイトの一般的な求人よりも転職エージェント経由の求人案件の方が案件があります。

 

②経験をどのように活かせるか相談できるから。
転職エージェントの場合、物流管理での経験をどのように活かすことができるか相談することができます。求人広告だけの転職サイトだと相談が難しいです。相談の中で、実際に転職した企業がどのような企業なのか?の内情について聞くこともできます。

 

③1社に絞るとエージェントの傾向が偏るから。
エージェントは1社に絞ると、そこだけに偏るので複数にしておくのがオススメです。
エージェントにも当たり外れがありますので、複数社に登録することで、有利に進めましょう。

 

オススメの転職エージェントは以下の3つです。

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