・資材調達・購買部門で働きたいなぁと思うけど、どんな人が向いているの?
・交渉力がある人で、コミュニケーション能力がある人が購買につくんじゃないの?
・購買部門に適性があるのかどうかわからないけど、どうなんだろうか?
こんな疑問ありませんか?
この記事では、この疑問に答えます。
本記事の内容
・購買部門に向いている人の適性を4つ紹介します。
・購買部門への適性をチェックするチェックリストを紹介します。
結論としては、購買部門の適性としては以下の4つが大事です。
購買部門の適性があると言える、4つの視点
1)聞く力がある。
2)買うものに興味が持てる。
3)論理的な考え方を持っている。
4)数字で考えられる。
1つずつ解説していきます。
①:聞く力がある。
購買の仕事で必要なのは、聞く力です。
なぜなら、購買の仕事をする時に必要なのは、周りからの情報だからです。
例えば、
・実際に使う部署が、なんと言ってるのか?
・設計部門は、なんと言っているのか?
・購入先の営業担当はなんと言っているのか?
・他の会社はなんと言っているのか?
・上司はなんと言っているのか?
・周りの会社はなんと言ってるのか?
こういった情報が必要です。この情報は、自分で考えてもわからず、聞くしかありません。
聞く力がなかったら、購買の仕事は成り立ちません。
正直、話すことよりも聞くことが求められます。
私も上司から、
「自分でずっと考えても結局わからないから、すぐに周りにきくんだよ」
「自分で話すんじゃなくていかに話してもらうかなんだよ」
とよく言われました。
「購買担当=交渉力が必要=話が上手い」という風に考えがちですが、話すことではなくて、どれだけ話が聞けるかです。聞く力があるかが重要な適性です。
②:買うものに興味が持てる
買うものに関して、興味を持てることも、大事な適性です。
なぜなら、買うものを理解していないと、価格が分からないからです。
例えば、携帯電話を買うときには、どんな性能か、どんな機能があるのか?を把握します。同じように購買の仕事でも、実際に購入するものに興味を持っていくことが大事です。
最初は全く知らないものであっても、興味を持って知っていくことが必要です。
逆に言うと、転職先を選ぶときに、どんな会社でどんなものを扱う購買担当なのか?は、しっかり見ておくことが大事です。会社によって、購買部門で扱っている品目が違うので、求人広告で、どんな購入品を取り扱っているか?をきっちり読んでおきましょう。
③:論理的な考え方ができる。
3つ目の適性は、論理的な考え方ができることです。
論理的に、結論+根拠を踏まえて考えられることが大事です。なぜなら、購買の仕事では、誰にでもわかるような説明が求められるからです。
購買の仕事には、多くの関係者が関わってきます。例えば、購入品の使用者、設計担当、仕入れ先、上司、同僚などです。
購買の仕事は、「なぜそうなったのか?」の説明が求められます。
「どうして、この金額になるのですか?」
「価格が上がったのは、どう言う理由から?」
「どうして納期がこの時期になるのか?」
など、「なぜ?」をよく聞かれます。
きちんと結論と根拠を理解できる力が必要です。
資料などにまとめれば全てを話す必要はないですが、論理的な思考が必要です。
④:数字で考えられる
最後は、数字です。なぜなら、購買の仕事は、数字で判断することが多いからです。
例えば、2社を比較するときにも、数字で比較します。納期や価格、使用など、比較するのは数字です。「なんとなくこっち」という風には判断できません。
購買では、必ず数字で考えます。エクセルで難しい数式が使える必要はないです。数字を足したり、引いたりする足し算、引き算レベルで大丈夫です。数字で考えられることが大事です。
まとめ:購買に向いている人の4つの適性
購買に向いている人の4つの適性を挙げました!ポイントは以下です。
1)聞く力
2)買うものに興味が持てる
3)論理的な考え方を持っている
4)数字で考えられる
具体的に、4つのチェックリストを作りました。
購買部門に適性があるのかどうかわかる、4つのチェックリスト
問1 わからないことがあったら、すぐに聞ける?
問2 興味があることにはついつい調べてしまう?
問3 結論から話すタイプだ
問4 数字で説明されないとなかなか納得できない。
「なんとなく」と言われると困る。
問1 わからないことがあったら、すぐに聞ける?
すぐに聞けるなら、あなたは聞く力が高いです。購買に向いています。
問2 興味があることにはついつい調べてしまう?
扱うことに興味を持ってついつい調べてしまうなら、買うものにも興味が持てます。
問3 結論から話すタイプだ
結論から話すタイプなら、論理的思考を持つ傾向があります。特に、結論と理由をセットで話せるなら、ばっちりです!
問4 数字で説明されないと、なかなか納得できない。「なんとなく」と言われると困るタイプだ
数字で考えることが購買の仕事では必要です。「なんとなく」と言われて困るなら、あなたは購買に向いています。
まとめ
購買の仕事では、「聞く力、買うものに興味が持てること、論理的な思考、数字で考えられること」が必要です。
また、これから転職を考えている場合には、まずは求人案内を見ることがオススメです。会社によって、購買部門で扱うものが全く異なるからです。ベースに求められることは同じですが、扱うものが違うので見ながら比較してみてくださいね。