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【体験談あり】購買は辛い? 購買歴11年が語る、購買で働いて辛かった4つのこと

悩んでいる人
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購買部は辛いでしょうか?

「購買はつらい。」という風に書かれていることが多いですが、実際はどうなのでしょうか?どんなところが辛いでしょうか?転職しても大丈夫でしょうか?

購買部門は辛いというのはどの会社も共通なのでしょうか?

 

こんな疑問に体験談を踏まえてお答えします。

結論からいくと、購買部は辛い部分があります。

ただ辛い部分は他の部門でも求められることでもあるので、購買部が一概に辛い!というわけではないのが実感です。

この記事を読むとわかること

・購買で働いて辛いことが体験談としてわかる。
・購買での働き方がどんな感じかがわかる。

 

購買部門で働いて辛かった4つのこと

最初に、私の簡単な自己紹介ですが、東証一部上場企業で購買の仕事を11年しています。

新卒で入社したメーカーで、11年です。

その期間で、材料担当、工場で使う設備購買、間接材コストダウン、生産管理と合わせた資材購買担当、物流管理、工場での購買価格管理担当など、購買に関わる仕事を一貫して行ってきました。

11年の購買経験から、購買で働いて、どんな部分が辛かったか?を4つご紹介します。

 

 

1板挟みになること

 

購買部は、板挟みになることがあります。

なぜなら、関係者が多く、それぞれの思惑や求めていることが違うからです。

例えば、以下のような違いです。
・現場→早く設備が欲しい
・上司→価格をきちんと交渉して欲しい
・営業担当→できるだけ高く売りたい。

私の場合は、工場で使う設備の購買をしていた際、板挟みに合いました。
取引先の営業担当と何回も話した挙句に、交渉経緯がうまく上司に伝わらず、社内の決裁が下りなくて発注ができず、納期が遅れるという失敗になりました。

その時には最終的に上司に助けてもらい、工場現場へ謝りにいくことになりましたが、こうした板挟みによる失敗は購買をやっている人なら一度や二度はあると思います。

2納期に追われること

購買部門は納期がある仕事です。

どの仕事にも共通していると思いますが、購買部門は、特に、納期までに物を購入し、モノを手配することが求められます。

納期までに発注することが求められるので、いつも納期に追われています。納期に合わせて、常に逆算して仕事をすることが必要になります。

社内の稟議を通すことも必要になるので、社内の稟議と、発注期限を意識しながら価格交渉を行う必要が出てきます。納期に追われるというのが、1つ購買としては辛いところです。

3コストダウンに追われる

営業マンは、営業成績を求められますが、購買担当は、コストダウンを求められます。営業だとより多く売ることが必要ですが、購買の場合はより安く買うことが必要です。

 

購買の仕事をしているときには、必ず年間の予算がありました。価格交渉でのコストダウンもありますし、購買の仕組みを導入することでの価格低減もありしました。

 

私が新卒から4、5年目の時には、半年に一度定例会があってどれだけコストダウンを行えたか?についてとどういうテーマに取り組んでいるのか?を発表する機会がありました。

どれだけ安く買えるのか?どうやったら安く買えるのか?を日々追いかけることになります。この点では、営業マンと同じような感覚があると思います。

4取引先は年配な方が多く、気を使う。

私の場合は新卒で購買部門に入社しましたので、営業担当が年配の方が多く、結構気を使いました。

今はコロナになって飲み会などは減りましたが、コロナの前などは、接待などがあるときには、飲みに行くことがありました。当時若手だった私は、飲むことを求められました。

 

今でも思い出しますが、
中華料理を食べながら杏露酒(しんるちゅ)というお酒を何杯も飲まされました。
帰りのタクシーで嘔吐しましたし。。当時はそんな風潮がまだ残っていました。
(コロナになって、今はそんなことはないとは思います。)

お酒の例は少し大げさですが、若くして購買部門に配属になると、営業担当の方とのやりとりでは、物怖じしないような態度が必要です。

購買部門は金額的に高額になるにつれて、担当する営業担当者も年配で役職がついている方が来られることが多いです。

会社の代表として、はっきりした態度や堂々とした対応が求められますので、物怖じしないような強い姿勢が必要です。こうした部分が苦手な場合には、購買部門は辛く感じるかもしれません。

 

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まとめ

この記事では、購買で働いて辛かったこととして4つの点を挙げました。

1板挟みになること
2納期に追われること
3コストダウンに追われること
4取引際に年配な方が多く気を使う。

以上の4つを辛かったこととして挙げました。

これらの4つは、購買に限ったことではないい部分も多いです。
営業担当者であっても板挟みや納期に追われたり、営業成績や年配者との対応などは求められます。会社の代表としての対応ができれば問題なく購買では働くことができます。

 

実際の購買は会社・職種ごとに全く違う

また、実際には、購買の仕事は、会社毎に仕組みが大きく違います。購買の仕事に興味があったら、まずは求人広告や転職サイトを見て、実際の仕事を見てみることがオススメです。

求人案内に仕事の具体的な内容が書かれています。その内容を見た方がわかりやすいです。
実際に転職するとなるとハードルが上がりますが、転職活動自体は、無料でリスクなくすることができますので、まずは、無料登録から始めましょう。

 

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