購買

辛い購買の仕事を楽にする3つの方法

悩んでいる人
悩んでいる人

購買部門に配属されたけど、社内と取引先の間に挟まれ事が上手く進められず辛いです。

納期にも追われるし、どうしたら楽になれますか?

こんなお悩みを解決します。

 

本記事の内容

辛い購買の仕事を楽にする3つの方法

 

このブログを書いている人

とも
とも
・東証一部上場メーカーで新卒から11年購買職しています。

・コストダウンの担当から、工場設備の購買、材料の購買、工場備品の購買、購買と同時に生産管理の仕事も担当していた経験があります。

・数千万単位のコストダウンや通信サービスの全社導入も担当しました。

辛い購買の仕事を楽にする方法


辛い購買の仕事を楽にする方法は、大きく3つです。

購買の仕事の「辛い」には3つあります。
それぞれの辛さを楽にする方法を具体的に解説します。

購買の仕事を楽にする方法

その①:板挟みが辛い→上司はお客様とみる。

その②:納期に追われる→クイックレスポンスと事務スキルを上げる。

その③:コストダウンに追われる→コストダウンの手法について学ぶ。

 

その①:板挟みが辛い→上司はお客様とみる

購買の仕事が辛いと思う原因の1つは、「板挟みに合うこと」です。

取引先の思惑もありますし、社内では、設計担当、生産担当、上司の意見が違ったりすると、

誰の言うことを聞けばいいんだ?
誰を優先すればいいんだ?
誰を見て仕事したらいいんだ?
何を優先したらいいのだ?
と思ってしまいます。

それぞれの意見を聞いてたら、なかなか仕事が進みません。そんな状態になった時にはどうしたらいいでしょうか?

 

上司をお客様とみる


上司をお客様と見ると上手くいきます
なぜなら、会社の方針からずれなくなるからです。

板挟みで苦しむ時は、どこを向いたらいいのか分からなくなっている状態です。本来は、会社の方針=上司の意向にそうのが一番です。そうすれば、だんだん仕事がずれていかなくなります。

会社員をしていると、仕事は上司からきます。
つまり、あなたのお客さんは上司です。お客様ですから、意向を最優先にしたり、お客様にとって必要なものを揃えたりします。

そして、取引先と調整して、どうしても調整が難しいものがあった場合には、お客様(上司)へきちんと説明すれば良いです。その場合には、対応方法を考えたり、どう対応した方がいいのか?を聞いてあげれば、ずれていたら教えてくれます。

このようにすれば、「どこを向いたらいいのか分からない」「板挟みに合う」という思いは解消されていきます。

その②:納期に追われる→クイックレスポンスと事務スキルを上げる。

購買の仕事で辛いことの2つ目は、納期に追われることです。発注期限や、回答期限、納期があって、いつも納期に追われてしまって苦しいなっと感じることがありますね。

解決策は、クイックレスポンスと、事務スキルを上げることです。

 

クイックレスポンス
100点でなくて、60点ぐらいで決まっていない部分があっても、ボールを投げ返すことです。

なぜなら、購買の仕事は関係者が多いのでボールを止めていると、そこで仕事が止まってしまうからです。また決まっていない部分も多いので一度連絡してしまうことが大事です。

例えば、仕様が決まっていなかったとしても、現状の仕様を共有しておいたり、発注期限の連絡があった場合には、いつまでに回答ができるのかの大枠な回答をしてみましょう。

今は正解が出せなくても、60点ぐらいでもボールを投げることを意識して、手元にボールを残しておかないことが大事です。

 

事務スキル

事務スキルは、意外と重要です。
なぜなら、購買の仕事は、Excelでデータをまとめたり、報告書の資料をまとめたり、交渉のための情報をまとめることが多いからです。資料を作る時間は、意外とかかります。

Excelやパワーポイントは、一回本を1冊読んで見て、勉強しておくのがオススメです。事務的なスキルは、一度覚えてしまえば、その後にずっと効率が良くなりますので、早い段階で勉強しておきましょう。

 

その③:コストダウンに追われる→コストダウンの手法について学ぶ。

購買の仕事が辛いことの3つ目は、「コストダウンに追われること」です。

営業が営業成績を求められるように購買担当は、必ずコストダウンの金額を求められますね。上司にも「いくら下げれたんだ?」と求められることが多いと思います。

そんな時には、基本的なコストダウンの手法を学びましょう。

解決策として、コストダウンの手法を学ぶこと

コストダウンの手法には、大きく3つあります。

1相見積もり
2時系列で比較
3発注単位を変える(スケールメリット)

 

1相見積もり

相見積もりをすることで価格が下げれるかがわかります。

相見積もりは、3つ以上で比較しましょう。

2つで比較するとどっちが安いかどうかしかわかりません。3つであれば、どちらかに偏るので、相場観ががわかります。

必ず3つ以上で比較しましょう。

2時系列で比較する

あなたが担当している製品が、長期間でどのように価格が変わっているのかを見てみましょう。短期間では見えない価格推移でも、長期間で比較すると価格の移り変わりが見えます。

3発注単位を変える(スケールメリット)

 

発注単位を変えることも価格を下げる手法です。

例えば、10個で購入した場合よりも、100個で購入した方が1個あたりの金額は安くなります。まとめて購入できないか?考えてみましょう。在庫に注意ですが、使用量が増えているのに発注単位が同じ場合は、まとめて買うとお得になるかもしれません。

以上のように、
コストダウンするための方法は、簡単にあげても3つあります。
こうした手法を学びましょう。コストダウンの本としてはこの本もオススメです。

取引先と良い関係を築きながら、コスト削減できます。

 

以上、辛い購買の仕事を楽にする3つの方法を紹介しました。
辛い部分が何かを把握した上で、1つずつ解決していきましょう。

 

本当に辛い場合は、転職を選択肢に入れておこう

 

辛い購買の仕事を楽にする方法をお伝えしましたが、それでも、人間関係や、職場が合わないなど、どうしても辛い場合は、転職を必ず選択肢に入れておきましょう。

そして、今すぐには、転職する気がなくても転職サイトには登録しておいた方がいいです。なぜなら、辛さが限界に達すると、転職サイトに登録する気力すら無くなるからです。

私も一時期精神的に病んでしまいそうな時がありましたが、そんな時には転職なんて考える力が出ませんでした。

気になった求人を見ておくだけでも、「転職」という選択肢を、過労で倒れる前に取ることができます。また、「転職できるという選択肢」があると、気持ちが軽くなります。

特に購買の仕事は、会社によって扱うものや、取引先や仕事の内容が大きく変わるので、求人見るとあなたの興味にあったものが見つかります。

求人サイトは登録が無料です。あなたの希望条件を登録しておけば、希望にあった求人や転職可能なオススメ求人がメールで届くから、今は転職できなくてもすぐに登録しておくべきです。

 

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