購買

【体験談あり】購買部門に向いている人は?5つの特徴

悩んでいる人
悩んでいる人

・「購買で働いているけど、向いていないんじゃないかな?」向いている人ってどんな人な?

・資材調達・購買部門で働きたいなぁと思うけど、どんな人が向いているの?営業とはどう違うの?

・交渉力がある人で、コミュニケーション能力がある人が購買につくんじゃないの?

・資材購買に転職したいなと考えているけど、どんな人が購買に向いているの?

 

こんな悩みを解決します。

 

この記事では、資材、購買部門に向いている人の特徴を5つ紹介します。

私自身は、東証一部上場企業で新入社員から11年購買業務をしてきました。
入社当初は、「購買に向いてないんじゃないか?」と散々悩んできました。

「なんで購買部門に配属されたんだろう?」といつも困惑してきました。そんな中で、購買業務の楽しさや大変さも知りました。

体験談も踏まえて、購買に向いている人はどんな人かお答えします。

 

購買部門に向いている人の特徴は5つです。

 

結論から言うと、購買に向いている人の特徴は5つです。

 

以下の5つです。

 

購買部門に向いている人の特徴5つ

①買っているものに興味が持てる
②公平でバランス感覚がある
③聞ける人(答えを全て持っているわけではない)
④裏表ある人
⑤70点で進められる人

 

順番に解説します!

 

①買っているものに興味が持てる人

購買では、買っているものに興味を持つことが大事です。
何を購入しているのかがわからないと、実際にそのモノやサービスの価格が妥当なのか?がわからないからです。

買っているモノやサービスに対する興味を持って接することができることが重要です。最初から知識を持っている必要はありませんが、興味を持って勉強しようとする姿勢があるかどうか?が大事です。

 

体験談
新卒で購買業務に配属された時、設計担当や営業担当と話をすることが多く、買っているものに対しての知識が求められて困りました。ただ、周りに方に聞いていくとわかるようになりました。わからなくても勉強し続けるスタンスは必要だなと感じました。

 

②公平でバランス感覚がある

 

購買は、公平さとバランス感覚が求められます。
ものを買うときには、複数の会社で購入金額を比較します。1社に振り回されることなく、複数比較することが大事になります。

1社だけに、えこひいきしたり、振り回されていると、公平な判断ができない場合があります。どちらにもいい顔する必要はありませんが、公平な視点が必要です。

購買業務では、個人的な感情に振り回されたりせずに客観的な視点を持つことが大切になります。

 

体験談
購買業務をやっていると、営業担当者がやたらと親しげに接してきます。。親しげにしているからといって、その感情に振り回されていると正しい判断ができないなと感じることが多いです。
入社してすぐの頃から「本音と建て前があるからね」っとよく上司に言われていました。

 

③聞ける人(答えを全て持っているわけではない)

 

購買業務をしていて一番感じるのは、購買業務は1人では出来ないということです。

購入する人(実際の使用部署)、取引先、実際使用する人、上司、設計技術など、関わる人がたくさんいます。

例えば、「いつまでに、どんなものを、どれだけ必要なのか?」は購入する人しかわかりません。
この仕様で機能を満たしているのかは、設計担当に聞かないとわかりません。
答えは全て持っているわけではなく、答えは、周りの人に聞くしかありません。

購買は、聞かないとわからないことが多いので、「聞く」ことが重要になります。

 

 

④裏表がある人

 

購買の仕事は、裏表が必要です。

表では、取引先と一緒に楽しそうに話していますが、裏では、取引先の人の話を客観的に話を聞いています。

 

体験談

「わからないふりして、とぼけるんだよ。」

新入社員の頃に上司に言われた言葉です。
わからないようなふりをして、取引先と話して色々なことを絶妙に聞き出す。
そんなことを上司はやっていました。

でも、これって多分どの仕事をしていてもやる必要があることですね。

 

⑤70点で進められる人

購買の仕事は納期がある仕事です。

いつまでにどんなものが欲しいのか?が決まっています。クイックレスポンスで、少し決まったら動き出すことが必要です。

 

体験談 

私自身は、クイックレスポンスに失敗したことがありました。
購買業務を担当して4年目頃の時、交渉の遅延をタイムリーに上司に報告しなかったことで、工場現場の方が夏休みに出勤することになってしまいました。

購買業務では、すぐに判断していくことが求められます。
70点ぐらいでもすぐに反応していくことが必要です。

動き出して、修正することもたくさんあります。
とりあえず動き出せるのが大事な点です。

 

交渉力がある人が購買に向いているんじゃないか?
「交渉力=話す力ではない。」
購買部員には、いろんな交渉スタイルがありました。

 

「交渉力がある人=話が上手い人 が購買に向いている」という印象がありますが、実際は購買やっている人でもいろんなタイプの方がいました。

「交渉力がある人=話すのが得意な人。」と思いがちですが、実際には違っていました。

 

私が11年購買を経験してきて、「交渉が上手いな」と思った方に共通しているのは、
相手に話させようとしている人でした。

話を聞いてあげて、引き出すことが上手な人が多いです。

 

交渉の場においては、最終的な落とし所(相手と自分が落ち合うポイント)を探ることが大事です。落とし所を探る上でも、いろんな情報を聞き出そうとしている人が、交渉が上手で上手いなと思う人でした。

話すのが苦手だからといって、交渉ができないことはないです。
なので、「話が苦手=購買向いていない」というわけではないです。

 

 

購買業務は、営業とどう違うか?

「購買業務は、営業とどう違うか?どんな資質が求められるのか?」と聞かれることがあります。

大きな違いとしては、3つです。
①営業では売り上げが求められ、購買業務では、コストダウン金額を求められます。
②営業はお客様優先ですが、購買は比較的コントロールできることが多いです。
③営業と購買で求められる資質はどう違うか?一番は、論理的に説明する力。

 

 

 

順番に解説します!

 

①営業では売り上げが求められ、購買業務では、コストダウン金額を求められます。

 

営業では、「より多く買ってもらうか?」を考えているかもしれませんが、
購買業務は、常に「どうやったら安く買えるのか?」を考えます。

購買業務では、より安くいいものを納期通りに購入することが求められます。
なので、いつも「その価格が妥当な価格なのか?」「安くなるにはどうしたらいいか?」を気にしています。

例えば、原材料の値上げや、市況の変動、製品の製造コストのUPなど、価格が変わりそうな情報をいつも気にしています。いろんな情報の中から正しい情報を見極めることも求めらられますね。

 

②営業はお客様優先ですが、購買は比較的コントロールできることが多いです。

営業ではお客様が優先になると思いますが、購買では比較的コントロールができることが多いです。

営業担当は、お客様の予定が優先になると思います。一方、購買部門は逆の立場になりますので、こちらの都合に合わせてもらえることが多いです。

打ち合わせや出張なども、営業担当の方が合わせてくださるので、スケジュールなどがコントロールできる部分が多いです。

 

③営業と購買で求められる資質はどう違うか?一番は、論理的に説明する力。

営業と違って、購買で求められる資質は、論理的に説明する力です。

営業の場合は求められるのが、自社の製品をより売ることです。
相手のニーズや欲しいものをきちんと把握した上で、それに合致した製品を提供する力が求められます。いかに多くのものを売り上げるか?相手の求めているものを聞けるのか?というクリエイティブさと聞く力が重要になると思います。

一方、購買業務の場合は、「より良いものを、安く、納期を満たして」購入することが求められます。

その時、論理的に説明する力と分析力が必要になります。
たくさんの会社から提案やオファーがありますが、その会社を「なぜ選んだのか?」「どうしてその価格で決めるのか?」「なぜその納期なのか?」を論理的に社内の関係部署へ説明する必要があります。

また、価格面や仕様を十分に満たしているかは、分析が必要になります。
そういった分析業務も、購買では求められます。

体験談
実際の購買業務では、「なぜこの価格になったのか?」についてレポートを書いています。
レポートは社内の関係部署へ配布します。ですので、「なぜこの価格になったのか?」を社内の人が納得するような形で提示することが求められます。読んでわかるような論理的に説明する力がいつも求められますね。

 

まとめ 5つの特徴があれば未経験でも可能です。

 

購買に向いている人の特徴5つを紹介しました。
5つの特徴は以下です。

購買部門に向いている人の特徴5つ

①買っているものに興味が持てる
②公平でバランス感覚がある
③聞ける人(答えを全て持っているわけではない)
④裏表ある人
⑤70点で進められる人

5つの特徴は、優秀な営業や仕事ができる人が持ち合わせている特徴です。

 

実際に11年働いてきた中でも、購買担当者の半分ほどは営業出身でした。
なので、未経験でも購買の仕事は就くことができます。

購買の仕事に興味があったら、求人広告や転職サイトを見て、実際の仕事を見てみることがオススメです。実際に転職するのはハードルがありますが、転職活動自体は、無料でリスクなくすることができます。

求人案内に仕事の具体的な内容が書かれています。購買の仕事は、会社によっても全く異なるので、いくつかの求人広告を見ながら、考えてみるのがオススメです。

 

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